WebMarketinglog

Webマーケティングについて考えるブログです。リスティング広告の話がメインです。少しでも誰かの役にたてば嬉しいですが、自分のために書いてることが多いかも...。

まずはここから!アカウントの構造を理解して、短時間で成果の上がるアカウントを作ろう【潜在ユーザー編】

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前回は顕在ユーザーに向けてのキャンペーンを作っていきました。今回の場合の顕在ユーザーとは、「ハンドメイドバッグが欲しい」と思っているユーザーの事でした。顕在ユーザーは検索語句からもニーズがはっきりと読み取れる場合が多いので、比較的狙いやすいユーザー群です。

今回のターゲットユーザーは”潜在ユーザー”です。潜在ユーザーに向けたキャンペーンを作っていくのですが、顕在ユーザーを考えた時と同様に潜在ユーザーについても、潜在ユーザーとは何か?を考えていきましょう。

潜在的なユーザーとは?

潜在的ユーザーとは、一見ハンドメイドバッグが欲しいとは思えないが、アプローチの方法によっては商品の購入に繋げることができるユーザーです。

もちろん購買意欲が感じられないユーザーに対して広告を配信することになるのですが、ただやみくもに広告を配信しても意味がないことは、もうお分かりですよね?

「トマト料理 レシピ」と検索しているユーザーに対してハンドメイドバッグの広告を表示したところで、購入には至らないでしょう。

ハンドメイドバッグを買うつもりはないけれど、今後の訴求次第では、商品を買ってくれる可能性があるユーザーはどういったユーザーでしょうか?

購入前の行動を逆算してみよう

自分が何かを欲しいと思った時のことを考えてみてください。何か商品を買うとき、どんなプロセスを経て、商品を購入するでしょうか?今回はECサイトでの販売ですので、ECサイトでの購入プロセスで考えてみましょう。

商品購入←様々な商品ページの閲覧←サイト訪問←ハンドメイドバッグについてのサイトを閲覧←ハンドメイドバッグについて検索

となるのが通常の流れではないでしょうか?

今回は見込みユーザーでも健在ユーザーでもないので、屋号名で検索することも、「ハンドメイドバッグ 欲しい」といった購入の意欲が読み取れるキーワードで検索することもありません。しかしながら、ハンドメイドバッグを購入する可能性があるユーザーは、何かしらハンドメイドバッグについての情報収集を行っているのはずです。

  • 自分が街でいいと思ったカバンを家に帰って調べる
  • 雑誌で見たカバンを調べる
  • カバンを買い換えたくてネットで人気のバッグを調べる

などです。ほとんどの人が、商品購入というプロセスの前段階で、「調べる」というプロセスを踏みます。

つまり潜在ユーザーは商品について情報収集しているユーザーとなります。

(今回はわかりやすくご説明するために、情報収集しているユーザーのみをご紹介しましたが、他にも様々なユーザー像があります。それらはまた後日…。)

自分の商品をそっとアピールしよう

商品について情報収集しているユーザーは「ハンドメイドバッグ おすすめ」や「ハンドメイドバッグ 〇〇(モデル名)使用」などで検索することが多いです。

このように検索するユーザーは今後商品を購入する可能性がありますが、やはり健在ユーザーと比較すると、検索語句から購入の意欲が読み取れないですし、購入の確率は低くなるでしょう。

 

そういったユーザーに対しては、”そっと商品をアピールする”ことをおすすめします。

 

自分がウィンドウショッピングをしているとき、ふらっと入ったお店で、「これ今お買い得ですよ!絶対買うべきです!」と言われて、商品を買いたくなるでしょうか?

それよりは、「ここはこんなお店なんですよ。こういった商品を扱ってて…もしよかったら、試してみてくださいね。」くらいの方が、実際に手に取ってみよう。また今度お金に余裕があるときに買おうかな。となりませんか?

 

ネット上で「ハンドメイドバッグ おすすめ」と検索してるユーザーは、ウィンドウショッピングをしているユーザーと一緒です。

「この商品は限定品です!」や「今ならお買い得!」といった広告で、いかにも「買ってください!」と言わんばかりのアピールをするよりは、「この商品は職人が一個一個心を込めて」とか「長年使うとどんどんかっこよくなる」など、商品の魅力を伝えて、広告から商品の魅力を感じたら、実際にサイト内で商品を見てもらう方が、後の購入につながりやすいです。

 

潜在ユーザーは、まだ商品を購入する準備ができてないユーザーですので、まずは「この商品が欲しい」と思わせるようにしましょう。

サイト内に商品の魅力がきちんと記されていれば、そういったユーザーは商品購入に至るはずです。

 

ここまでで、”見込みユーザー”、”顕在ユーザー”、”潜在ユーザー”それぞれを狙うためのキャンペーンを考えました。

次からは、キーワードや広告文作成の際の注意点などを考えてみたいと思います。